こんな時どうする? 病気やケガの対処法

病気を未然に防ぐのも飼い主の義務☆予防接種とフィラリア・ノミ・マダニ予防

ワンコを飼い始めたら、まず住んでいる市町村に犬の登録をすることになっています。


狂犬病を撲滅させるために制定された法律で、畜犬登録、年1回の狂犬病のワクチン接種、放し飼いの禁止、野犬の捕獲、輸出入動物検疫と、国をあげて防疫体勢をとっています。


第4条に「犬の所有者は、犬を取得した日(生後90日以内の犬を取得し場合は90日を経過した日)から30日以内に、厚生労働省の定めるところにより、その犬の所在地を管轄する市町村長に犬の登録を申請しなければならない。」とあります。


我が家もワンコがきて、1ヶ月以内に狂犬病のワクチン接種をしに動物病院へ行きました。
その時に一緒に畜犬登録もしてもらえました。畜犬登録をすると鑑札が交付され、登録済みのワンコという証拠になります。



狂犬病の予防接種も接種済みの証明証が発行され、トリミングサロンやドッグランなどの申請に際に必要になってきます。


ワタシの住んでいる地域では、次年度からは市から狂犬病予防接種の案内ハガキが届き、集団接種の場所と日時があって、行ける日に行ってください。という案内でした。


日本でワンコを飼うヒトは、必ずしなくてはならないのが狂犬病の予防接種です。これをしていないと、トリミングサロンやドッグランなどの公共施設の使用も断られてしまいます。お散歩もできなくなる可能性も出てきます。



また、犬の登録及び予防接種をしていないと20万円以下の罰金が課せられる場合もあるんだそうです。
なぜ、ここまで厳しく取り締まるのでしょう??


狂犬病

狂犬病は人獣共通感染症で、ワンコだけでなくヒトを含めたすべての哺乳類が感染する病気です。


世界重の感染者は約5万人。そのほとんどが死亡してしまうという恐ろしい病気なのです。


感染した動物に噛まれたり、唾液が体内に入ることで感染が広がります。
噛まれた部分から、末梢神経・中枢神経・脳や脊椎へと広がり障害を引き起こします。


狂犬病は症状ごとに前駆期・狂躁期・麻痺期の3つの期間に分けられます。


前駆期
不安・異常行動・食欲不振など


狂躁期
目の前にあるものすべてに噛み付こうとする・狼のように遠吠えする・攻撃的になる・凶暴になり顔がキツネのようになる・水を極端に怖がるようになる


狂犬病感染は、狂躁期に80%から85%感染すると言われます。この時期が1番凶暴で攻撃的になり、咬傷感染が多発するのです。


麻痺期
大量のよだれを流す・足腰が立たなくなる・痙攣・嚥下困難・衰弱して死に至る


日本でも1920年代に年間約3500件発生。その後家畜伝染病予防法が制定され、犬のワクチン接種が義務付けられました。


しかし、その後太平洋戦争で予防対策が疎かになるとまた発生。
1950年に現在の狂犬病予防法が制定され、当時は年に2回の接種が義務付けられると激減し、1956年の6頭を最後に日本では狂犬病は根絶しています。


しかし、ワクチン接種をやめると増える可能性もあるため義務として続けられているのです。


狂犬病は感染したら致死率100%。治療法も予防接種のみという恐ろしい病気。
そして、ワンコだけでなくワタシ達にも関わる病気ということもありかなり厳しい法律で管理されているのです。

混合ワクチン

ワンコが受ける予防接種は他にもあります。


こちらは任意接種になりますが、ペットショップで販売されている仔犬達はほぼ全部受けているものです


混合ワクチンは、犬ジステンバーウィルス感染症・犬伝染性肝炎・犬パルボウィルス感染症・.犬コロナウィルス・犬伝染性咽頭気管支炎・犬パラインフルエンザ感染症・レプトスピラ病など、致死率が高い・感染性が高い・ワクチンを打つことで予防できる・副反応も比較的軽いものを組み合わせたのが混合ワクチンで、2種から9種まで組み合わせがあります。


我が家のワンコは、5種混合ワクチンを接種しています。


今春の接種時に、どうせならたくさん病気を予防出来る方がいいのでは??と思い8種混合と悩んだんですが、獣医さんがこの地域では基本の5種混合で十分だと思います。と言われ、今までと同じ(ペットショップで受けたものとおなじ)5種混合を接種しました。


5種混合が基本的なワクチンで、ジステンバーウィルス感染症・犬伝染性肝炎・犬パルボウィルス感染症・犬伝染性咽頭気管支炎・犬パラインフルエンザ感染症を予防するコア(核)ワクチンとも言われます。


【混合ワクチンの接種プログラム】
第1回 生後6週から8週
第2回 生後9週から11週
第3回 生後12週から14週
その後 年に1回追加接種


狂犬病は義務なので皆さん受けていますが、混合ワクチンについては病気を予防する目的ですので、どのワンコも受けているとは限りません。


フィラリア症

ワンコを飼っていると必ず聞くのがフィラリアの予防。


フィラリアとは12ー30cm程度に細長い寄生虫が蚊を媒介して感染する病気。


繁殖のために心臓と肺動脈に寄生し血液循環障害を起こすばど様々な症状を引き起こし、症状が進むと心臓病・肝臓病・腎臓病になり、肺臓脈塞栓・喀血・呼吸困難で死に至る危険もあるのです。


フィラリアは、蚊が感染媒介する病気なので蚊の発生する春から秋にかけて予防しなければなりません。
5月初旬から12月ころまで予防薬を服用させます。


予防薬を月に1回飲ませるだけなので簡単ですが1錠がなかなかお高い(笑)


服用量はワンコの体重によって違いますが、ウチのヨーキーは2.5kgくらいでフィラリア予防薬(錠剤)が400円程度。チュアブルタイプ(お肉の味がするおやつタイプ)は800円。


今年は、マダニとノミの発生が多いらしく、感染が心配だったので、全部予防できるタイプを処方してもらえったら錠剤(直径2mmほど)で1700円でした。



これで、1ヶ月ワンコの安全が保障されるなら・・・と思い飲ませています。


チュアブルタイプとかなり悩んだんですが、お散歩に行ったり近所にのネコちゃんがいる(ノミはネコから感染します)なら、予防しておくにこしたことはないけど値段が倍以上するからね・・・と獣医さんも無理強いはしませんでした。


マダニとノミが多い10月ころまで1700円のを飲ませて残りの2ヶ月はチュアブル(フィラリアのみ)でもいいかもね。と併用策も提案してもらえました。

マダニ

マダニは公園や堤防・山や田んぼの畦道などの草むらに潜んでいて、近くを通りかかると飛びついて寄生されることがあります。


マダニは5月から9月に発生することが多く、今年(2015年)はマダニの発生が多い年なんだそうです。


マダニは咬みついた後に吸血します。
この吸血量がハンパなく、自分の体重の約100倍程度吸うといい、寄生された動物やヒトは貧血に陥ることもあります。


吸血するときにマダニが出す唾液にウィルスや細菌が含まれていることもあり、アレルギーや感染症を起こすこともあるのです。


【マダニが媒介する病気】


バベシア症
犬の赤血球に寄生する原虫で、マダニの唾液が注入されることで感染します。


ライム病
マダニが吸血するときにボレビアという菌が感染して発病します。


SFTS(重症熱性血小板減少症候群)
マダニが保有しているウィルスで発熱や嘔吐・血尿・下痢を繰り返す致死率10%も新型のウィルス。
日本でも2012年に山口県の女性が感染し死亡した例もあり、とても怖い感染症です。


ノミ


ノミは昔から存在する寄生虫の1つ。


成虫→卵→幼虫→さなぎ→成虫を繰り返し、成長段階によって殺虫剤が効かないなどかなり厄介な寄生虫です。ノミもマダニ同様に吸血します。


吸血するときに出す唾液に痒みを起こす原因物質が含まれ、噛まれると痒くてかきむしってしまい皮膚炎を引き起こすこともあります。


また、一度の大量ののみに寄生されると大量の血液を吸われて貧血状態に・・・
また、ノミによるアレルギー性皮膚炎は皮膚疾患の半数を占めるほど高い割合で発生しているのです。


ノミのピークは梅雨から夏
通常は3.4週間ですが、冬は最長で180日も寄生・繁殖を繰り返すのです。


様々なノミ駆除対策グッズがありますが、ノミを完全に取り除くことは相当難しいそうです。


どんなものでも感染・寄生される前に予防してあげることがBESTだと思います。
かゆい・痛い・苦しい思いを可愛いワンコにさせたくありません。


予防接種・予防薬の必要性


ペット保険に加入していても、狂犬病ワクチンの予防接種やフィラリアなどの予防薬は飼い主さんの実費になります。


狂犬病予防接種が約3000円・5種混合ワクチンが約8000円。
フィラリアなどの予防薬、月1700円×(5月から12月)8ヶ月=13600円(我が家の例です)
年間24600円ですが、病気になったらこれだけではすみませんし、最悪の場合ワンコとの別れも覚悟しなくてはいけません。


そう思うと年間で約25000円。大したことないと思いたいです。
この程度のお金を惜しんでワンコの健康を守れないなら、はじめからワンコを飼うべきではないと思います。


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